12人が「15の島立」/多良間中
卒業を在校生らが祝福
【多良間】多良間中学校(松本尚校長)の第72回卒業式が7日、同校体育館で行われ、卒業生12人(男子5人、女子7人)が母校に別れを告げた。多良間村には高校がないため、進学する生徒たちは島を離れる。卒業生は保護者や在校生からの祝福を受け、「15の島立」を迎えた。
式典で松本校長は「今年1年、皆さんの活動を通して大きく成長した姿が見られた。二つのことをしっかりと胸に抱き、頑張ってほしい。一つ目は人との関わりを大切に、自らあいさつのできる人になること。二つ目は努力する人になることだ」と式辞を述べた。
池城三千雄教育長は「高校生活は将来に進む道を見いだしてほしい。中学校生活は過去であり、変えることはできない。高校生活は未来であり、変えることができる」と呼び掛けた。
卒業証書を受け取った宇良愛菜さんは「多良間島で生活ができ、たくさんの仲間と出会い、過ごせたことが思い出。これから3年間もよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。
卒業式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、マスクを着用しての開催となった。
学校特別賞は次の皆さん。(敬称略)
【校長特別賞】佐和田空【皆出席賞】美里鳴海【成績優秀賞】豊見城花▽佐和田空【特別活動賞(スポーツ活動)】佐和田空【特別活動賞(地域活動)】嘉手苅葵