社会・全般
2020年3月8日(日)8:55
工事順調、今月中完成へ/仲原地下ダム
浸透を水路で連結
沖縄総合事務局宮古伊良部農業水利事業所(平良和史所長)が発注した仲原地下ダム長南浸透池3号・5号連結水路工事が順調に進展し、3月中に完成する予定。6日現在の進捗(しんちょく)率は95・81%。この工事は仲原地下ダムの付帯工事の一部で、長さ218㍍もあるコンクリート製の地下トンネルの水路を含めた今回の工事費は2億5000万円。
2018年度宮古伊良部農業水利事業の一環で実施。連結水路工事は、仲原地下ダムの建設に伴う地下水の上昇で、合計5号の浸透池の機能が失われることが予想されることから、その合計5号を1本の水路で連結し機能を維持する。
工事現場は、城辺長南の県道号線(通称城辺線)の一部を含んだ一帯。連結水路でつなぎ、排水を地下トンネルに導水し、最終的には砂川浸透池で流れの末端は処理する。地下トンネルの水路は長さ218㍍、内側高さ2・9㍍、内側幅3㍍。
渡久山建設の現場代理人、狩俣修也さんは「難工事ではあるが。最後まで気を引き締め、きれいな完成で引き渡したい」と話した。