20日の海びらき、大幅縮小/新型コロナ影響
関係者のみで実施へ/安全祈願と宣言だけ
2020年海族(かいぞく)まつり「第42回サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」(主催・宮古島観光協会)が20日、与那覇前浜ビーチで開催される。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、規模を最小限にしての実施となり、関係者が安全祈願と海びらき宣言のみを行うこととなった。
同協会の豊見山健児会長らが9日、会見を開き、イベントの概要を説明した。参加者は下地敏彦市長をはじめ、観光協会、海上保安庁、警察、消防の関係者のみとなる。
豊見山会長は「新型コロナでホテル業界などが大変な状況。宮古島の海はもう泳げることをアピールするために開催するが、カンニガイを中心に行いたい」と述べた。
海族まつり運営委員会の大嶺宣之委員長は「最近は新型コロナの暗いニュースばかりなので、宮古島の夏到来のニュースを提供しようと、例年より早く実施することになった」と開催の経緯を語った。
同イベントは、東洋一の白い砂浜と透き通る美しい海を島内外にアピールし、海の安全祈願を行うことを目的に実施している。
例年約2000人が参加し、宮古島の夏到来を告げる一大イベント。宝探しやウオータースライダーなど子供たちに大人気だった。