命の大切さ作文で訴え/洲鎌さん(下地中2年)
警察庁被害者支援室長賞受賞
2019年度「大切な命を守る」全国中学・高校生作文コンクールで警察庁犯罪被害者支援室長賞を受賞した下地中学校2年の洲鎌千綾さんへの伝達表彰式が11日、宮古島警察署(上運天幸徳署長)で行われ、上運天署長から洲鎌さんに表彰状が手渡された。
洲鎌さんの作文は「たったひとつの大切な命」と題し、13歳年下の妹が生まれたことがきっかけで、命の大切さに改めて気付き、考えが変わったことなどをつづっている。表彰式では作文を朗読した。
表彰式後、洲鎌さんは「受賞できると思っていなかったので不思議な感じ。うれしいより驚きの方が大きい。作文を書く時に自分にしか書けないことはないかと考えた。妹が生まれたので妹の事やそれを通して考えたことを書こうと思った」と笑顔で話した。
上運天署長は「作文の中にもあったがどんな理由であれ、人の命を奪ってはいけないし、自らの命を絶ってはいけないと訴え、普段の生活でも相手を傷つける言葉ではなく感謝を伝えることの大切さを話してくれた。私たちも込められた思いを理解して頑張りたい。友人や妹たちにも伝えてほしい」と呼び掛けた。
洲鎌さんの作文は沖縄県警で最優秀作品に選出され、全国コンクールに進出していた。