中学生活に夢膨らませ/3小学校卒業式
新型コロナで規模縮小
平良第一小(79人)
平良第一小学校(川上尚栄校長)の卒業式は同校体育館で行われ、男子44人、女子35人の計79人が、笑顔で学びやを巣立った。
卒業生は、保護者らの手拍子に迎えられて入場。川上校長から卒業証書が授与されたほか、皆出席児童3人の表彰も行われた。
川上校長は「卒業証書には6年間のすべてが凝縮されている。自分自身の誇り、活力の源として中学生活に生かしてほしい。失敗を恐れず挑戦する心、心を込めたあいさつ、感謝の心を忘れずに頑張ってもらいたい。さらなる活躍を期待している」と式辞を述べた。
門出の言葉では、卒業生が保護者や教員らに感謝の気持ちを示した。
卒業式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、規模を縮小。卒業生と保護者で実施された。
6年間皆出席は次の皆さん。(敬称略)
野津空和▽粟國嬉楽▽池村珂夢
南小(99人)
南小学校(砂川修校長)は、卒業生99人(男子56人、女子43人)が式に臨んだ。砂川校長が卒業証書を授与。卒業生は大きな夢と希望を胸に新たな生活に巣立った。
多くの保護者が出席し、在校生432人と来賓は自粛した。規模縮小と時間短縮で実施。式場の体育館の窓は換気のために開放され、参加者は間隔を空けて座った。
砂川校長は「一人一人が自信を持って中学校へ進んでください。自分の可能性を信じることが、可能性を切り開くことになる」と式辞を述べた。
学事報告や市教育委員会の告辞、PTA会長の祝辞、卒業生保護者代表のあいさつ、在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞などは省かれた。
6年間の無遅刻・無欠席で、奥平唯華さん、兼口心伶さん、與那覇みなみさんの3人に皆出席賞が贈られた。大勢の保護者らが、大きな拍手でたたえた。
鏡原小(37人)
鏡原小学校(屋嘉比俊哉校長)では37人(男子17人、女子20人)が晴れの門出を迎えた。卒業式では屋嘉比校長が37人の卒業を認定。卒業証書を授与して中学校生活での活躍を期待した。
屋嘉比校長は式辞で「自分の夢や目標を持って、失敗や挫折を恐れず、果敢にチャレンジしてほしい。『継続は力なり』。日々のやるべきことを誠実に、一生懸命に取り組んで」と述べ、「勉強やスポーツに頑張り、夢実現のための進路決定ができるよう充実した中学生活を送ってほしい」と激励した。
卒業生代表の上地ひまりさんが門出の言葉で恩師や両親へ感謝し、「進んで学び、助け合える中学生になります。限りない夢と希望を抱いて新しい世界へ向かって旅立つ」と力強く話した。
卒業生は、全員で「旅立ちの日に」を合唱し、在校生が作ったアーチをくぐって母校を後にした。