11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2020年3月22日(日)8:56

護岸「扉」の補修完了/池間、伊良部

津波や高潮襲来に備える


水浜広場前のコンクリート護岸に設置された「扉」をチェックする市消防団池間詰所の職員=21日、池間島

水浜広場前のコンクリート護岸に設置された「扉」をチェックする市消防団池間詰所の職員=21日、池間島

 宮古土木事務所発注の宮古管内海岸陸閘(りっこう)修繕工事が池間島で2カ所、伊良部島1カ所の計3カ所で実施され、このほど補修施工が完了した。工事費は約700万円。池間住民は陸閘という言葉は使わずに「扉」「ゲート」などと呼んでいる。

 特別な材質の「扉」は普段は開いた状態に。津波や高潮襲来が予想される場合には「扉」を人力で押して完全閉鎖する。閉鎖に伴い、「扉」は護岸の役割を発揮する。

 池間島の「扉」の一つは、池間公民館が建つ水浜広場前のコンクリート護岸に設置。高さ約1・5㍍、横約4・8㍍。「扉」は同護岸が完成した1977年ごろに設置され、今年で43年目になる。

 もう一つの扉はスキンマ地域のコンクリート護岸に設置されている。高さ約0・8㍍、横約6・6㍍。同護岸は79年完成され、「扉」設置は今年で41年目になる。

 一方、伊良部島の「扉」は南区の乗瀬橋近くのコンクリート護岸に設置。高さ約1・6㍍、横約4・7㍍。同護岸と「扉」は77年ごろに完成した。「扉」は設置から今年で43年目になる。

 同事務所維持管理班の前堂達哉班長は「今後とも台風接近前などには完全閉鎖の措置を取る」と述べ、池間住民への理解を求めた。

 市消防団池間詰所で勤務する前泊幸喜さん(57)は「台風襲来前などの時は宮古土木事務所維持管理班と連携し、扉の開閉をチェックしている。今後とも住民の安全・安心の態勢で臨む」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!