農林漁業賞など授与/県宮古農水センター
渡真利夫婦ら2個人2組に
県宮古農林水産振興センター(長崎祐二所長)は24日午後、県農林漁業賞を受賞した渡真利兼・市子さん夫婦や野菜産地活動で特別賞に輝いた友利博明さんら2個人2組に表彰状を授与し、それぞれの日ごろの生産活動と実績をたたえた。
同賞は、知事および農林水産部長表彰に当たるものだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で表彰式が取りやめに。これを受けて宮古農林水産振興センターが表彰状を直接授与する機会を設けた。表彰は県宮古合同庁舎で行われた。
農林漁業で他の模範となる実績を収めて農林漁業賞を受賞したのは渡真利さん夫婦と漁業者の漢那一浩さん。渡真利兼さんは「受賞は励みになる。これからも農業振興のために頑張っていきたい」と決意。漢那さんも「70歳を過ぎたけどまだまだ現役。後輩の指導に当たりたい」と話した。
野菜産地活動表彰を受賞したのはトウガン農家の友利博明さん。棚栽培や立体栽培など創意工夫の取り組みが高く評価された。友利さんは「とてもありがたい受賞です」と感謝した。
園芸拠点産地優良活動表彰は市マンゴー産地協議会が受賞した。福里匡会長は「受賞を機に、協議会としてしっかりと生産農家を励ましながら産地を守っていきたい」と意欲を語った。
受賞者に対して長崎所長は「皆さんのおかげで宮古の農林水産業が振興できている。長い間頑張ってきた皆さんに表彰状を渡すことができて喜んでいる」と話すとともに、受賞者の一層の活躍に期待を込めた。