エコマラソンが終了/実行委総会
100㌔ワイドーに統合
伊大橋除外で参加者減/収入減、交通支障「継続困難」
エコアイランド宮古島マラソンの実行委員会総会が25日、市役所平良庁舎で開かれ、大会を宮古島100㌔ワイドーマラソン大会に統合することを全会一致で決めた。実行委員会事務局の宮古島観光協会のマンパワー不足やコースから伊良部大橋が除外され参加者が減少し、参加料収入が減ったことなどが要因。エコマラソンは10回で終了する。
総会でワイドーマラソンへの統合は事務局からの要請という形で提案された。統合の理由として、例年10月から2月にかけて宮古島市で4大会(ワイドーマラソン、ロマン海道伊良部島マラソン、東平安名崎がんずうマラソン、エコマラソン)あり、島外でもたらま島一周マラソン、尚巴志ハーフマラソン、NAHAマラソン、久米島マラソンがあり、参加者が分散し、約1200人の大会スタッフやボランティアの確保が厳しいことを挙げた。
ほかにみやこ下地島空港ターミナルの開業に伴い、コースから伊良部大橋が除外されたことで参加者が減少し、参加料が9回大会と10回大会比較で120万円減った。大会予算約2000万円のうち4割近くの750万円を協賛金、寄付金の頼っており、協賛企業の負担が増えている。市からの補助金も80万円減額された。また車両通行止めの時間が長く、市民や観光客の移動に支障が出ていることも挙げた。
エコマラソンはフル、ハーフ、10㌔の3部門。ワイドーマラソンは100㌔、50㌔、20㌔の3部門がある。今後、ワイドーマラソンの実行委員会で実施部門が協議されていく。
実行委員長の長濱政治副市長は「継続が困難になっていることから撤退する。撤退するがフルマラソンは残す方向で検討していく。ワイドーには50㌔と20㌔があるので吸収できないかと考えている」と話した。