地域に役立つ団体へ/商工会議所議員総会
事業計画、予算承認/新専務理事に新城氏選任
宮古島商工会議所(下地義治会頭)の第90回通常議員総会が26日、同会議所で行われ、新専務理事にJAおきなわ宮古地区本部長などを歴任した新城武一郎氏(64)が選任された。また、2020年度の事業計画案、収支予算案を全会一致で承認。事業計画では、新型コロナウイルス感染拡大の影響に危機感を募らせながらも、3項目の基本方針を掲げて「地域に役立つ総合経済団体を目指す」としている。
新型コロナウイルスの影響について、新年度事業計画では「これまでに経験したことのない出来事が驚異的なペースで展開しており、国、県をはじめとするさまざまな支援策を活用するために、現場の声を大切にし、ニーズに沿ったスピード感のあるサービスを提供していく」としている。
そのほか、計画の基本方針については▽明るい未来の創造に挑戦する▽役に立ち、地域力を生み出す▽支え合い、信頼される-の3項目を示した。
新年度予算案は、一般会計が4335万2000円で、前年度比169万4000円増。特別会計は1億2020万8184円で、同比683万1769円減となった。
一般、特別会計合計では、1億6356万184円で、前年度比で513万7769円減となっている。
専務理事に選任された新城氏は「JAで長年勤務して昨年退任した。これからは会議所の専務理事として、これまでの経験を生かしながら皆さんと一緒に地域の活性化のために頑張りたい」と意欲を示した。
新城氏は1955年12月11日生まれ。城辺出身。帝京大学法学部卒。80年に宮古郡農業協同組合に採用。上野支店、平良支店の支店長を経て、2013年に宮古地区本部長に就任。定年退職後も再雇用となり、19年6月に退任。