住民の不安解消へ意欲/石橋参院議員
保良弾薬庫建設など視察
立憲民主党に所属する参議院議員の石橋通宏氏が28日、陸自弾薬庫の建設が進められている城辺保良鉱山跡などを視察した。地域住民とも意見を交わし、「住民が不安や疑問に思っていることを直接聞くことができた。省庁ヒアリングの中で追及したい」と述べた。
石橋氏の視察は昨年9月に続き2度目。前県議で立憲民主党県連の奥平一夫副代表や市議の上里樹氏、仲里タカ子氏らが同行した。
保良鉱山跡を訪れた石橋氏は、開口一番「ずいぶんと変わってしまった」と計画の進捗(しんちょく)状況に驚きの表情を見せながら地域住民から詳細な説明を受けた。
地元住民らの活動拠点にも出向いて話を聞いた。出迎えた下地博盛さんは「情報が少なくて不安だ。何らかのヒューマンエラーで事故が起きた時、私たち住民の安全は守られるのか」と疑問視し「国会の場で頑張ってほしい」と話した。
石橋氏はメモを取りながら話に耳を傾け、今後の活動に意欲を見せていた。
この後、上野千代田の陸自宮古島駐屯地も視察したほか、周辺住民や市民団体などと意見を交わした。
報道陣に石橋氏は「弾薬庫については問題意識を強く持っている」との見解を示し、弾薬量など住民が求める情報が明かされないことで地域の不安が増幅していると指摘。「今後も省庁ヒアリングなどで追及していきたい」と話した。