「来島の自粛、延期を」/新型コロナ
旅行者、帰省者に訴え/下地市長が緊急メッセージ
新型コロナウイルス感染拡大で国が緊急事態宣言を発令する方針を受け、宮古島市の下地敏彦市長が6日、市役所平良庁舎で会見し、緊急事態宣言発令期間中の旅行者や帰省者に対するメッセージとして「宮古島への来島の自粛または延期」を求めた。
宮古島市では新型コロナの感染者は発生していないものの、市でも発生しない保証はないと危機感をあらわにし、緊急事態宣言発令期間中は▽島外からの宮古島への旅行などについては極力自粛または延期▽宮古島市出身者や縁故者で感染が発生している地域在住者の帰省の自粛または延期-を強く求めた。
下地市長は「宮古島には観光客をはじめ多くの人たちが来島している。市では現在、新型コロナウイルスの感染者はいないが県内の発症の推移から市で発症しない保証はない。島の実情を理解し、市民の健康を守るため協力してほしい。全国の皆さんに強く求める。気兼ねなく旅行などができるようになった際には島を挙げて歓迎する」などと述べた。
市では感染予防の基本である手洗い、うがい、せきエチケットの励行と3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるよう呼び掛けている。