県議選まで2カ月/6月7日投開票
宮古島市区は混戦模様
6月7日投開票の第13回県議会議員選挙まで2カ月となった。定数2の宮古島市区には現職の座喜味一幸氏(70)、亀濱玲子氏(66)と新人で前市建設部長の下地康教氏(60)が立候補を予定している。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で社会が自粛ムードに包まれている中、難しい選挙を強いられている。
座喜味氏は2017年の市長選挙で保守系の現職市長を支持せず、別の候補を応援したことで、市議会与党議員団とは離反。前回の県議選とは支持層が変化している。座喜味氏は3月20日に基本政策を発表し、4期目を目指すことを表明した。
保守系の与党議員団は現職市議の棚原芳樹氏を候補者として擁立、自民党県連から公認を得ていた。が、3月になって健康上の問題を理由に辞退した。仕切り直しを迫られた議員団は3月下旬になって下地氏の擁立を決めた。下地氏は自民党県連公認を得た上で今月1日に出馬表明した。
亀濱氏は玉城デニー知事を支えるオール沖縄勢力の支持を受け、前回初当選。今回2期目を目指す。革新勢力を中心とするオール沖縄だが、17年の市長選挙での対応をめぐって、内部のしこりが解消されず現在に至っている。市議の國仲昌二氏(59)を推す勢力もあり、水面下で一本化作業が進められているが調整に時間を要している。