新たに6人が感染/新型コロナ
来県の自粛要請も検討
【那覇支社】県は6日、新型コロナウイルスの検査結果で新たに6人の感染が判明し、このうち1人は県職員だったと発表した。県職員の感染は2人目で、いずれも1日に県庁で実施した辞令交付式に出席していた新規採用職員という。県内で確認された1日当たりの感染者数としては最多となる。
同日に感染が確認されたのは、20代男性が県職員を含め3人、50代の男性1人と女性1人、70代女性1人。このうち、感染経路が分かっているのは20代の男性1人で、県関係7例目の30代男性と同じ飛行機に搭乗していたという。そのほかの5人は現在調査中。
別の20代男性は、イオン南風原店の販売員。同店では、感染確認を踏まえて同日午後2時から閉店し、店内の消毒作業を行っている。
県外からの移入例による感染者の増加を踏まえ、県の担当者は、県外からの来県自粛を要請するかについて「まだ、決定ということではない。観光業界の意見も聞いている。ただ、早めに決断をしたい」と説明した。
同日午前中に行われた対策本部会議で玉城デニー知事は「県内の新型コロナウイルス感染症のフェーズ(局面)が変わり、今後の急速な感染拡大に対する重要な対策を迫られている」との認識を示した上で、「感染拡大のスピードを抑制し、重症化を予防するとともに、社会・経済へのインパクトを最小限に止めるため、全庁挙げて対策に取り組む」と述べた。