県立校19日まで休校/県教育庁
15日までには再開等判断
【那覇支社】県教育庁は6日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて7、8の両日に予定されていた県立学校の入学式と始業式を延期し、19日まで一斉臨時休校とする通知を出した。小中学校については管轄する市町村教育委員会に方針を通知し、判断を促した。
県内で感染者が増加している状況を踏まえ、同庁は5日に対応を協議。感染経路を追えない症例が出たことなどから「県内の感染状況のフェーズ(局面)が変わった」として新学期の開始を遅らせることに決めた。再開等については、状況を見ながら遅くとも15日までに判断し、16日には改めて通知する。
20日に予定されている県立学校の入学式は、集団感染のリスクを高める3密(密閉、密集、密接)とならないよう、保護者の参加などへの対策を講じ、案内を各学校のホームページに掲載するよう示した。学校再開後の始業式についても、教室や校庭等を活用して実施することとした。
また、休校により学習に著しい遅れが生じることを防ぐため、補充の授業を実施する目的で長期休業期間の短縮などを検討するよう通知した。