サーモグラフィー 那覇空港に2台設置/県、宮古空港「早期に」
【那覇支社】県は9日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため那覇空港にサーモグラフィーカメラ2台を設置した。職員がモニターを確認し、表面体温が高い到着客にはチラシを配布して、体調不良を感じた際は最寄りの保健所に相談するよう呼び掛けた。宮古空港への設置は「できるだけ早く設置できるよう調整中」(県空港課)としている。
設置を担当する企画部交通政策課の大嶺寛副参事は、「この設置で、一人一人が感染拡大の防止、自己の健康管理について意識すれば感染拡大防止につながる」と説明した。
設置に伴い、国内線到着口のA、B出口に職員2人ずつを配置し、午前8時半から最終便が到着する午後11時まで交代制で対応。設置は6月30日までの予定で、今後は委託業者を選定し業務を委託するという。
配布チラシでは、「体調に不安を感じる方は、症状や状況に応じた対応をお願いする」と感染拡大の防止に理解と協力を呼び掛けている。
風邪の症状や、▽37・5度以上の発熱が4日以上(高齢者、妊婦、糖尿病など基礎疾患がある人などは2日程度)続く人▽発熱はないが、強いだるさや息苦しさがある人-には最寄りの保健所への相談を勧めている。
那覇空港に設置したカメラでは、表面体温37・5度以上の人が分かるよう設定されている。