羽田-宮古線運休へ/JTA
コロナで利用客激減/17~30日まで
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本トランスオーシャン航空(JTA)は15日、羽田-宮古線を運休することを発表した。期間は17日から30日まで。那覇-宮古線も追加減便し、17日から1日5・5往復、20日からは同5往復に減便する。人の動きが極端に止まっていることを示すダイヤの変更が続いている。
JTAの羽田-宮古線は1往復2便で、通常9割前後の高い利用率がある。
だが、同社宮古支社によれば3月後半から利用客が減り始め、4月に入ると半分程度まで落ち込んだ。政府の緊急事態宣言後はさらに減り、9日以降は10%を切り始めたという。座席数は165席だが、15日の羽田発を利用して訪れた乗客はわずか14人だった。
同社はこういった利用率と今後の予約状況を踏まえて運休を決めている。
一方、那覇-宮古線も4月に入って利用率が低い。これまで欠航を含む複数のダイヤ変更を実施しているが、17日から追加する。
那覇を午前10時35分に出発する557便と午後5時20分発の571便、宮古を午後0時に出発する558便がそれぞれ欠航となる。20日からは琉球エアーコミューター(RAC)の那覇発午後3時10分の809便、宮古-石垣線の宮古発午後4時35分の839便も欠航する。
那覇-宮古線については全日本空輸(ANA)も減便を行っており、それぞれ新型コロナウイルス感染拡大の余波を受けている。