6店舗きょうから臨時休業/空港売店、飲食店
来月10日までコロナ影響/直営は営業継続
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅行客の大幅減と航空便の減少を受け、苦境に立たされている宮古空港ターミナルに入居する土産品店や飲食店の一部が23日から臨時休業となる。一方、同ターミナル社直営の飲食店と土産品店は休業せずに継続して営業を行うとしてる。
同空港ターミナル内には直営以外に民間の土産品店や飲食店など8店舗が入居している。このうち、6店舗がきょう23日から5月10日まで臨時休業となる。
すでに、一部の店舗には臨時休業を知らせる張り紙が掲示されており、利用者に理解を呼び掛けている。
張り紙には、緊急事態宣言の発令など最近の状況が記されているほか「感染防止、客と従業員の安全確保のため、当面の間、臨時休業する」と記されている。
土産品店などの従業員らによると、空港利用者が減り始めたのは3月の中旬ごろからで、4月に入ってからその傾向が一層強まったという。
こういった来店者の大幅な減少を受け、18日から複数の入居店舗が開店と閉店の時間を調整するなどして、営業時間の短縮を行ってきた。
23日以降は、同ターミナル社直営の飲食店1店舗と土産品店3店舗が営業を継続するほか、民間入居の飲食店1店舗も営業時間を短縮(午前9時~午後4時まで)して営業を継続するとしている。
同空港ターミナル社では「ターミナルの機能を維持するためにも直営店は営業を続ける。その代わり、感染予防対策やスタッフのシフト制など、いろいろな状況に対応できるような態勢を取っている」と話した。