新たに4人が感染/新型コロナ28日
石垣市での確認4人目
【那覇支社】県は28日、新たに石垣市1人、沖縄本島3人の計4人について新型コロナウイルス感染症として確認したと発表した。玉城デニー知事は、県庁で「県内での感染は比較的落ち着いているように見えるが、100人近い方が入院して重症患者用の病床は限界に近い。今が正念場であることを理解してほしい」と強調し、改めて県民に対し外出自粛などの協力を求めた。
新たに感染が判明した4人のうち、石垣市在住の20代男性は、13日と16日に同市で感染が確認された2人が働く飲食店に客として訪れていたという。同市での感染確認は4人となった。いずれも、県立八重山病院に入院中。
同病院は、当初は新型コロナウイルス患者に対応する病床が3床しかなかったが、対応病床を増やすなどの対策を取っているという。糸数公保健衛生統括監は「病院からの報告によると、あと3床は(受け入れ)可能とのこと」と述べた。
県は、同日に感染が確認された南部保健所管内の60代女性と沖縄市の70代女性については、家族内の感染とみている。那覇市在住の20代女性については、同市保健所が感染経路を調査している。
このほか、同日は中国福建省からマスク2万枚、台湾から同1万枚の支援が届けられたことも、報告された。