2日、新たな感染者なし/新型コロナ
県、連休後の拡大警戒
【那覇支社】県は2日、新型コロナウイルスのPCR検査で、新たな感染者はいなかったと発表した。ただ、県は3月の連休後に感染が広がったことを踏まえ、引き続き不要不急の外出自粛を呼び掛けるなど、ゴールデンウイーク後の感染再拡大を強く警戒している。
県内では、4月8~21日に92人の感染が確認されて以降、4月23日~5月2日までの10日間の感染確認は17人まで減少した。
市中感染だけでなく県外からの移入例による感染再拡大が警戒される中、赤羽一嘉国交相は5月1日の閣議後会見で、4月29日に県外から沖縄に移動した人数は約1500人だったと報告した。同相は「4月28日にお伝えしたゴールデンウイーク期間中の航空便予約者1万5000名から割り出した数字よりも若干少なくなっている」と分析している。
県の担当者は、「(県内での感染者は3月の連休前も少なかったが、その後増えた。(ゴールデンウイーク後は)同じ状況にはしたくない。引き続き感染拡大防止の取り組みを呼び掛けたい」と話している。
2日時点で、県内の感染確認は合計143人。このうち入院中は75人、宿泊施設療養中14人、自宅療養中1人、入院勧告解除48人、死亡5人。