県議選きょう告示/宮古島市区3氏の争い
コロナ影響で集票不透明
任期満了に伴う第13回県議会議員選挙(定数48)が29日、告示される。玉城県政下で初の選挙で与党の過半数確保が焦点になる。定数2の宮古島市区には現職・新人3人が立候補する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で従来の運動ができず、各陣営とも「集票は不透明」として最終盤の戦いに全力を上げる。投票は6月7日、即日開票される。期日前投票は30日から始まる。
あすから期日前投票
宮古島市区に立候補を予定しているのは無所属の現職で4期目を目指す座喜味一幸氏(70)、自民新人で前市建設部長の下地康教氏(60)、無所属の新人で市議の國仲昌二氏(59)。
座喜味氏は前回、自民公認で戦ったが今回は無所属。新人の下地氏が自民公認となったことから、保守系は前回と同じく分裂選挙となる。國仲氏は玉城知事を支えるオール沖縄勢力の立場。4月下旬になって革新系の分裂を回避した。
今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、集会などを控え、静かな選挙となっている。各陣営とも集票に苦慮しており、支持の広がりを「以前より不透明な部分がある」としている。告示で機運が盛り上がることを期待しているという。
3人とも29日は市選挙管理委員会に届け出をした後、第一声を上げる。座喜味氏は午前9時から、下地氏は午前8時半から、それぞれ後援会事務所前で出発式。國仲氏は午後0時15分から宮古郵便局前交差点で行う。
宮古島市の有権者(28日現在)は4万4694人(男性2万2429人、女性2万2265人)。
期日前投票は市役所平良庁舎で30日から6月6日まで行われる。時間は午前8時30分から午後8時。6月7日の当日投票は市内22カ所の投票所で行われる。