市、申請期間を延長/コロナ事業者支援対策
救済措置で来月12日まで
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した事業所に10万円を給付する経済対策で、市が「事業者経営支援助成金」の申請期限を延長する。25日で締め切っている助成金だが、終了後も要望や問い合わせがやまないことから、救済措置として6月12日まで延ばす。
市独自の経済対策で発動されている同助成金は、融資を受けていない事業所が対象で宿泊、飲食関係(弁当などを販売している総菜店も含む)、マリン関係事業所に限定されている。本来申請期限の25日までに840件の申請があった。
ただ、申請の受け付けを締め切った後も、該当する事業所からの問い合わせがやまないといい、その対応に追われているという。
この状況を踏まえて市が28日に対応を協議。救済措置として今回に限り申請期限の延長を決めた。異例の延長につき担当課では「これ以上は延ばさない」としており、対象となる事業所に対して6月12日までには必ず申請を済ませるよう呼び掛けている。
同助成金は、すでに給付が始まっており、6月5日までには550事業所に給付を済ませる。その後も申請を受け付け次第、順次指定の口座に振り込む。
今回の市の経済対策には二つのメニューがあり、もう一つの「中小零細企業助成金」は融資を受けている事業所が対象。申請期限は7月31日となっている。給付額は事業者経営支援助成金同様、1社一律10万円。