各事業所で感染予防対策を/宮古島リカバリープロジェクト委員会
感染防止ガイドライン完成/実施協力店にはポスター配布
観光事業者や飲食店組合などで構成する宮古島リカバリープロジェクト委員会(砂川靖夫委員長)は17日、宮古島観光協会で会見し、同委員会が策定した新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインを発表。ガイドラインと併せて各会員事業所へ「新型コロナ感染予防実施協力事業所」と表記されたポスターも配布し、「観光客も地元住民も安心できる店舗」と強くPRした。
同委員会は19日から多くの観光客の来島が見込まれることから、宮古島観光協会に加盟する各事業所などへ県医師会の感染予防対策ガイドラインを参考にしたガイドラインを設けて、対策してもらうことで市民や観光客が安心して利用できる店舗や観光地を目指してきた。配布されたガイドラインに沿って各事業所は予防対策を実施する。
この中で①職場における感染リスクをできるだけ低下させる②症状のある観光客③職員の健康管理を徹底し、早期に感染を把握する④地域住民と観光客との接点をできるだけ減らす⑤事業者ごとの自発的な取り組みを促進・支援する-の5項目を基本方針として感染症対策を実施する。
飲食店における感染対策では「観光客と1㍍以内に近づく可能性のある従業員は常にマスクを着用」「観光客向けの着席エリアを固定して、地域住民との接点をできるだけ減らす」「客が入れ替わるたびに使用したテーブルやカウンターシートを清拭消毒し、清掃担当の従業員はマスクと手袋着用」などの対策を求めている。
砂川委員長は「観光客が来島すると聞いて地域の皆さんも心配していると思うが、ガイドラインを作成してそれに沿った形で各事業所で感染防止対策をしてもらい、ポスターを掲示することで観光客も地域の人たちも安心できればと思う。観光客にもマスク着用をお願いしているので、市民の皆さんも飲食店などを利用する際にはマスクを着用してほしい」と話した。