822万円の黒字計上/池間漁協総会 3年連続の増益
池間漁業協同組合(與那嶺大組合長)の通常総会が25日、池間公民館で開かれた。正組合員らが参加し、2019年度業務報告書、貸借対照表など全7議案を承認した。当期は税引き前の822万円の黒字を計上し、累積赤字を615万円に縮小した。3年連続の増益決算となり、経営改善の好転が続いている。
冒頭、與那嶺組合長は「組合員と執行部が力を結集して、赤字解消にしっかりと取り組んでいく」と決意を新たにした。
19年度事業概況によると、漁業を取り巻く環境は、漁業資源の減少、安価な輸入水産物の増大、漁業者の高齢化等が進んでる。こうした中、高級魚を漁獲する底魚一本釣り漁業においては、魚価安の影響を受けており、モズク養殖についても依然として厳しい状況が続いている。
事業外収益では1億2818万円を計上し、そのうち外国漁船操業等調査監視助成金は4419万円(漁船保険費、漁船燃料費、漁船食料費など)。池間漁協の同助成金への依存度は大きいといえる。
議案の一つ、池間大橋下部工補強工事(共同漁業権第22号内)における岩礁破砕の同意及び漁場汚濁防止協定の締結については、特別決議で承認した。