観光回復へ市と一体/宮古島観光協総会
新会長に下地市長選任
一般社団法人宮古島観光協会は26日午後、市内ホテルで第7回定時総会を開いた。2020年度事業計画を出席会員で共有。新型コロナウイルス対策として宮古島リカバリープロジェクト感染対策ガイドラインを活用しながら島内観光の回復を目指す。役員選任では豊見山健児会長が退任、新しい会長として下地敏彦市長が選出された。市と観光協会の一体感を強めて各種誘客事業を展開する。
提出議案は、19年度の事業報告と収支決算および長期借入金の限度額承認の件、任期満了に伴う役員の選任の4件。マイナス約127万円の19年度決算を含めて承認された。
このほか、事前の理事会で承認されている20年度の事業計画と収支予算の報告もあった。事業計画では▽誘客宣伝▽イベント▽印刷物製作▽研修▽観光地浄化対策▽観光案内▽調査研究▽受託事業▽育成事業-などの強化を盛り込んだ。
リカバリープロジェクト感染対策ガイドラインの周知徹底を図りながら各種事業を展開し、島内観光を盛り上げていく。
役員選任で新しい会長に決まった下地市長は「新型コロナで難しい局面だ。観光客を受け入れながら、コロナを発生させないというこの二つの相反することを解決していかなければならないが、観光客が来ないとどうしようもない。来てもらえるようにイベントや誘客活動を展開する」と決意を示し、「今こそ私たちが知恵を出し合ってやっていく必要がある。観光協会の力を今こそ見せるべきだ」と話して協力を求めた。
下地市長を先頭に、20年度は副会長で会長代行の吉井良介さん、同じく副会長の仲田達志さん、根間靖さん、砂川靖夫さんの役員体制で観光振興を図る。