搭乗待合室を拡張/宮古空港ターミナル
160席増えて570席に/座席不足解消 来月供用開始
宮古空港ターミナル(下地義治社長)が昨年5月から拡張工事を進めてきた搭乗待合室(2階)の増築部分が7月下旬から供用開始を予定している。現在、急ピッチで工事を進めており、開始の際には関係者を招いたセレモニーを計画している。新型コロナウイルス感染拡大による宮古観光への影響が出る以前は、混雑時に座席数が足りないという問題があったが、増築部分が供用開始されて今後、新型コロナが終息した後には、座席不足の課題は解消される見込みとなっている。
今回の拡張工事で2階西棟の搭乗待合室側を550・061平方㍍増築。これにより、座席数は現在の410席から160席増えて570席となる。
また、増築部分には、窓ガラスが多いことから、眺めも良く光が差し込むことから、室内は明るい雰囲気となっている。
軽食、飲み物、土産品をそろえた「ぐりーんりーふ」も増築部分にリニューアルされ、従来よりも利用しやすい環境を整える工事が進められている。
同ターミナルでは「7月の下旬ごろに供用開始予定で、その際には関係者を招いたセレモニーを予定している。増設部分は光があふれて、眺めも最高なので利用者に喜んでもらえると思う」と話した。
搭乗待合室を拡張する工事と、すでに6月から稼働している1階東棟の手荷物引き渡し場増築工事の事業費は、全体で約8億3700万円となっている。
新型コロナ以前の宮古空港は、観光客が大幅に増加し、本土直行便が増えたほか、運航機材も大型化するなど、混雑する時間帯になると搭乗待合室は座席が足りない状況となっていた。