社会・全般
2020年7月1日(水)8:58
茅の輪くぐり清浄祈願/宮古神社で「夏越の大祓」
宮古神社で30日、半年ごとに罪や汚れを払い清める神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が行われた。参拝者らは、「茅(ち)の輪」をくぐって心身が清浄になるように祈願した。
大祓とは毎年、6月のみそかと12月の大みそかに行われる神社の年中行事。日常生活の中で知らず知らずのうちに重ねてきた罪や汚れを形代(かたしろ)という紙製の人形(ひとがた)に移してはらい清め、大みそかまでの半年を平穏無事に過ごせるように願って茅の輪をくぐる。6月に行われるものを夏越の大祓と呼ぶ。
来場者たちは神主からおはらいを受け、境内に設けられた茅の輪をくぐって、無病息災を祈願した。
参拝に訪れた浜川綾子さん(58)は「23年間、欠かさず参拝している。今年も心身が清められて良かった。コロナの影響で大変な世の中だが、こういう時だからこそ、みんなが健康で安全に過ごしてほしい」と話した。