マンゴー、パインで元気に/宮古郵便局で出荷式
豊作見込み、品質も上々
宮古郵便局(津嘉山正一局長)で3日、「宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式」が行われた。職員や生産農家、県、市の関係者らが参加し、夏の味覚の本格的な出荷シーズンの到来を喜んだ。参加者たちは「宮古島産の果実を届けることが全国に元気を届けることになる」として、ゆうパックによる出荷を祝った。
同局によると、昨年のマンゴーの出荷実績は2万270個。今期は豊作が見込まれることから、2万6000個の出荷を予想している。また、近年人気が上がっている宮古島産パインについても、例年とほぼ同数の約2000個の出荷を見込んでいる。
出荷式で津嘉山局長は「新型コロナの影響でこの出荷式の開催も心配したが、無事に出荷ができて安心している。人はおいしいものを食べると自然と笑顔になり、幸福感を感じる。宮古のマンゴーとパインと一緒に笑顔と喜びも届けられることを期待している」とあいさつした。
県内外にマンゴーをPRするイベント「マンゴー共和国」大統領の下地敏彦市長も「宮古島の青空の下、太陽の光を浴びたおいしいマンゴーとパインが全国に届けられることをうれしく思う。ゆうパックで全国に届けられることで消費拡大につながることを期待している」と話した。
マンゴー生産農家を代表して辺土名忠志さん(へんとな農園代表)は「新型コロナの影響がどうなるか不安だったが、こうして出荷式を迎えて安心している。今年のマンゴーは例年以上の品質になっていると思う。おいしい宮古の果実を迅速かつ安全に届けてもらうためにも配達の際にはコロナの感染、熱中症にも気を付けてほしい」と呼び掛けた。
参加者たちは、横一列に並んで全国に発送されるゆうパックを順々に手渡して車両に積み込み、車両は全員に見送られ出発した。
式後は、参加者に宮古島産のマンゴーとパインが振る舞われ「やっぱり宮古のマンゴーとパインは最高だね」などの感想が聞かれた。