11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
社会・全般
2020年8月1日(土)8:58

不要不急の外出自粛を/下地市長が市民に訴え

県の緊急事態宣言受け会見/新型コロナ


県の緊急事態宣言を受けて会見で市民に対する呼び掛けを行う下地市長=31日、市役所平良庁舎

県の緊急事態宣言を受けて会見で市民に対する呼び掛けを行う下地市長=31日、市役所平良庁舎

 県内における新型コロナウイルス感染拡大を受け、県が31日に8月1日から県独自の緊急事態宣言を発出すると発表したことを受けて、下地敏彦市長は同日、市役所平良庁舎で会見を開き「市民には現下の状況を冷静に受け止め、不要不急の外出を自粛するなど、落ち着いて感染予防に取り組んでほしい」と訴えた。また、市民の県内外への渡航と観光客の来訪についても「必要最低限」を強調した。

 市民や観光客に対しては、「3密」回避をはじめ、マスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスなど新しい生活様式の徹底を求めた。

 市としての今後の対応については「今回の県の宣言における実施方針と連携し、県内外の渡航の在り方、飲食店等の営業の在り方、学校関係、保育所等の幼児・児童施設の運営について、迅速に対応方針を示したい」とした。

 市民の県内外への渡航については必要最低限にとどめることを訴え、観光客等が島へ来島することについては「島の脆弱(ぜいじゃく)な医療体制等を理解していただき、必要最低限にしてほしい」と訴えた。

 マスコミから「観光客に対して『来島の自粛を求める』ということか」と問わると、それに対しては「言葉のニュアンスの問題。あくまで不要不急といっている。私たちはできるだけ来てほしくないと言うことを伝えている」と話した。

 島内における今後の予想については「どれぐらいの観光客が来て、どこで食事をしているかなどが把握できない。このまま1人だけで終わるとは思えないし、爆発的に増えるかどうかも予測がつかない。様子を見ながら対応していくしかない」との見解を示した。

 現状における「Go To トラベル」に対する受け止めについては「基本的には宮古の経済を考えると止めることはできない。しかし、来るのであれば宮古島の医療の脆弱を理解した上でルールを守って島を楽しんでくれればありがたい」とした。

 そのほかにも「この感染症との戦いは今後も長く続くことが予想されている。市民一人一人の日ごろの取り組みが最大の感染拡大防止に向けた対策になる」と訴えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!