農家公募、11日に開始/市の団地牛舎
説明会はコロナで取りやめ
市が10月に供用を始める賃貸型団地牛舎の利用を希望する農家の公募が11日に始まる。21日まで市の畜産課で受け付ける。当初6日の開催を予定していた説明会は新型コロナウイルス感染症対策で取りやめた。
賃貸型団地牛舎は、規模の拡大や増頭に取り組む小規模農家、または新規就農者の設備投資に掛かる負担の軽減を目的に設置する。事業主体の市が、県の一括交付金を活用し、約1億円の予算を投じて建設する。
場所は城辺総合運動公園近くの城辺福里で、市みどり推進課の城辺種苗センターに隣接する。施設内容は母牛50頭規模で賃貸牛舎は10頭規模が4牛房、5頭規模が2牛房。使用料は10頭規模の牛舎が月額1万2000円、5頭規模は月額6000円。光熱費や共用設備の料金は別途となる。
新型コロナの影響を受ける形で説明会は取りやめになったが、公募は予定通り実施する。希望者は、利用申請書や畜産に係る経歴書等を添付して市の畜産課に申し込む。説明や施設見学を希望する人は、同課(電話76・2246)まで。
募集期間は21日まで。その後、9月上旬ごろまでには入居者を決める。