宮古、新たに3人感染/新型コロナ
市内2人、大阪在住1人/累計感染者は34人
【那覇支社】県は12日、新型コロナウイルスで、宮古地区で3人の感染者が新たに確認されたと発表した。県関係の全体では、65人の感染が判明した。宮古地区での感染確認は3日ぶり。宮古関係での感染は、累計で34人となった。県は、13日にも対策本部を開催して警戒レベルの引き上げや県緊急事態宣言の延長を議論する。
宮古地区で新たに感染が確認されたのは、市内在住の20代と30代の男性と、大阪府在住の30代男性の3人。県は、いずれについても職業、推定感染経路を調査中としている。
同日正午時点で、県立宮古病院に入院中なのは前日から6人減の19人。軽症者や無症状者が療養する施設が宮古島市でも運営を始めたことで、入院数が減少した可能性がある。酸素吸引などが必要な中等症患者は、同2人減の2人となった。11日に4人と報告されていた中等症患者のうち、2人は症状が改善したことになる。
宮古地区で感染が判明しているのは、20代が13人、30代が9人、40代は6人、50代は3人、60代2人、非公表1人の計34人。このうち、接待を伴う飲食店で発生したクラスター(感染者集団)で17人が感染している。
県関係全体の感染確認は、7月以降で1165人、累計では1308人。12日正午時点で、入院中は県全体で294人。このうち、ICU(集中治療室)で対応する重症者は、前日から1人減の11人。中等症は同9人増の71人となった。
また、入院調整中なのは、県全体で250人、宿泊施設療養中は人、自宅療養中は351人。7月以降の退院者は186人となった。
米軍関係では、同日は3人(嘉手納基地1人、キャンプコートニー2人)の新規陽性者を確認した。検査数は67件で、陽性率は4%。米軍関係の感染者は、7月以降で317人、累計では320人。