宮古、新規感染ゼロ/新型コロナ
県全体では33人確認
【那覇支社】県は18日、新型コロナウイルス感染症で、県関係では新たに33人の感染を確認したと発表した。同日、宮古地区で新たな感染者は確認されず、宮古での感染者の累計は41人のまま。
宮古病院に入院中の患者は9人。このうち重症者1人、酸素吸入などが必要な中等症6人、軽症者2人となった。市内の宿泊施設で療養中の患者は、16日時点で1人。同病院で重症者に対応できる病床は、1床が追加されて合計2床確保されているという。
県関係の感染者数は、7月以降1547人、累計では1690人となった。18日正午時点での入院患者は358人。重症者は14人、中等症は93人。7月以降の退院者数は684人となっている。
県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は同日、県庁での会見で、新規感染者数が減少しつつあることについて「緊急事態宣言で県民の動きを抑制した効果が一番大きい」との認識を示した。
また、陸上自衛隊第15旅団が玉城デニー知事の災害派遣要請を受け、18日から看護官を含む約20人の隊員を派遣していることも明らかにした。このうち、看護官10人はクラスター(感染者集団)が発生した沖縄本島の2病院で従事しているという。
このほか、検査体制の拡充について、唾液を採取して検査する協力医療機関として県内107の協力医療機関と契約を結んだことも発表した。
県によると、直近1週間(11~17日)当たりの感染者数(人口10万人当たり)は、沖縄が32・81人で全国1位が続いている。2位は東京都の12・95人、3位が福岡県の11・68人となった。
米軍関係では同日、新たに6人(嘉手納基地2人、キャンプハンセン3人、キャンプフォスター1人)の感染者が判明。基地従業員の新たな感染は確認されなかった。米軍関係の感染は、7月以降で340人、累計では343人。このうち、286人は隔離解除となっている。