学校規模 適正化で中間答申/城辺地区中学校は1校
下地と伊良部も1校に
小中学校の規模適正化を検討している宮古島市学校規模適正化検討委員会(委員長・川上哲也教育長)は17日午後、市教育委員会に規模適正化に関する中間答申を行った。城辺地区のほか下地、伊良部の中学校をそれぞれ1校に、平良地区にある4校も1校にする内容。同委の宮国博委員長は「できる限り早めに結論を出したい」と述べ、年度内に最終答申を提出するよう協力を求めた。
答申は市役所城辺庁舎で行われ、川上委員長が宮国委員長に中間の答申をした。宮国委員長は「これは早めに進めなければならないこと。早めに規模の適正化を図り、学校の環境整備に努めたい」などと話し、臨時委員会を開きながら検討していく方針を示した。
中間答申の柱は中学校の規模適正化で、具体的に①2014年度までに来間を下地に統合②19年度までに佐良浜と伊良部を1校に統合③21年度までに福嶺、城辺、西城、砂川を1校に統合④23年度までに池間、狩俣、西辺、北を1校に統合―などとしている。
社会への適応性や協調性、互いの切磋琢磨や向上心、団体活動や個性ある活動を行うためには一定の人数での教育が必要とした。
推進に当たっては公立学校施設整備事業長期計画との整合性を図るほか、スクールバスの措置も検討する。
小学校の規模適正化に関しては、存続を求める地域の強い要望が相次いだことなどを理由に中間答申には盛り込まず、「継続して検討する」にとどめた。