校内感染予防に「光触媒」/久松中
トラスト社 机といすに散布
宮古島で不動産業を営むトラスト(中川航太社長)は12日、久松中学校(宮國幸夫校長)の全校生徒138人分の机といすに、ウイルスなどを抗菌、除菌する働きがある「光触媒」を散布し、新型コロナウイルスの感染予防に対する効果に期待を寄せた。
島内で不動産業を営みながら、光触媒の施工も行っている同社の中川社長は「7月下旬から新型コロナが宮古でも広がった経緯があるので、光触媒が感染防止に役立ってもらえたらうれしい。宮古島を第2の故郷だと思っているので、光触媒を通して地域に貢献したい」と話した。
光を吸収すると、エネルギーの高い状態になる光触媒は、分解されにくいさまざまな有機化学物質や細菌、カビなどを、光を照射することで分解、処理することができるという。
同社の担当者は「吹き掛けた場所に太陽光や蛍光灯などの光が当たることで、光触媒が活性して菌やウイルスを抗菌する」と説明した。
宮國校長は「普段から先生たちが新型コロナ感染予防対策を行っているが光触媒は抗菌、除菌の効果が長く継続するということなので学校としてもとても期待している。今回はトラストさんのご厚意で施工してもらい本当にありがたい」と感謝した。