「飲酒運転の根絶を」/車両パレード実施
秋の交通安全運動で訴え
2020年秋の全国交通安全運動車両パレードが18日、島内各地を回って行われた。出発式は市陸上競技場駐車場で行われ、車両パレードを行い、飲酒運転根絶と交通安全の意識啓発を図った。運動は21日から30日まで行われ、高齢運転者などの安全運転の励行など3項目を重点に掲げ取り組んでいく。また、地域重点は二輪車の交通事故防止(無謀な運転の防止・マナーアップの推進)となっている。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、式典の開催は見合わせた。
運動は「あおるより ゆずるあたなが かっこいい」をスローガンに、▽子供をはじめとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保▽高齢運転者等の安全運転の励行▽夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転などの危険運転の防止-を全国重点に掲げ取り組む。
出発式で市交通安全推進協会会長の下地敏彦市長(代読)は「観光客の増加に伴うレンタカー絡みの事故が依然として後を絶たない状況。観光客、市民が互いに安全運転と譲り合う気持ちを持つことで交通事故が減っていくことを願っている」とコメントを寄せた。
また、同運動に向けて宮古島警察署では「飲酒運転などの悪質危険な違反に重点指向した取り締まりを強化するとともに関係機関などと連携し、飲酒運転根絶対策や交通事故防止対策を強力に推進していく」と強調した。