ドライブインシアター開催へ/宮古島市
コロナ禍でも楽しめるイベントに
市は駐車場にスクリーンを配置し、車に乗ったまま映画が楽しめるドライブインシアターを開催する予定だ。レーザー光線を使った光の演出や打ち上げ花火なども計画しており、12月上旬の開催に向け準備を進めている。コロナ禍で心身共に疲れている市民に、元気を届けることが目的。市は「子供から大人までが楽しめるイベントにしたい」と話している。
ドライブインシアターは、新しい生活様式を踏まえた市民向けのイベントとして、JTAドーム宮古島の駐車場を利用して開催。料金は車1台に付き1000円を予定している。
詳細は明らかにされていないが、他の自治体などでは、映像は駐車場の壁面を利用して大型スクリーンに投影し、車内のカーステレオのFMラジオを通じて音声が流れる。車内というプライベートな空間で鑑賞できることから、コロナ禍でも安心して映画を楽しめることができるといわれている。
市によると、映画は子ども向けのアニメーションのほか、ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバルの過去の映像などを上映することで調整している。
映画上映は2日間を予定していて、期間中はレーザー光線などを使った「光のショー」、市の医療関係者への感謝と応援を込めた打ち上げ花火も計画されている。
市によると現在、宮古島商工会議所青年部とロックフェスティバル実行委員会が合同で準備を進めている。
楚南幸哉観光商工部長は、新型コロナの影響で各種イベントが相次いで中止や延期に追い込まれていることを指摘。「市民の楽しめる場が失われている中、元気付けるようなイベントにしていきたい」と話した。
25日の市議会9月定例会一般質問で、高吉幸光氏の質問に答えた。