宮工・宮総実・八商の3校連合、具志川商に敗退 県高校野球秋季大会
【那覇支社】第70回沖縄県高等学校野球秋季大会(主催・県高等学校野球連盟)は27日、2回戦9試合が行われた。・宮古工業、宮古総実、八重山商工の3校連合チームはAgreスタジアム北谷の第2試合で具志川商業と対戦し、5四球をもらったものの5失策が響き、大会規定により9-2で7回コールド負けを喫した。
初戦と同じ先発の石垣民雄(八商)は一回裏、先頭打者に2塁打を放たれ、続く打者に犠打安打を決められ窮地を招くも、3番粟國のスクイズを阻止した。しかし、その後は犠飛と適時打を浴びて2失点。四回にも死球と失策の後、2適時打で追加点を許した。具志川商業は機動力を生かし、六回に1点、七回にもランニング本塁打を含む4点を追加した。
連合チームは三回、先頭打者の伊計旭陽(総)が中翼安打で出塁。四球で進塁すると、金城悠月(八)の適時打で1点を返した。七回にも、伊計が左翼安打で出塁。砂川駿弥(工)の犠打で1死二塁とし、金城の適時打で追加点をもぎ取った。ただ、反撃もここまで。具志川商の猛打に追いつくことができなかった。
大嶺真監督(宮総)の話 選手の力を発揮させられなかった私の責任。勝ちたい気持ちを、うまくつなげられなかった。初戦から守備の乱れを修正ポイントにしていたが、詰めが甘かった。(2年の)伊計は入部1ヶ月だが、中学での経験がある。1年半のブランクがあるが、前向きに取り組み頼もしい存在。投手陣も頑張ってくれた。
2得点の口火を切った2安打の伊計旭陽選手(宮総)の話 悔しい。後ろにつないで走ることを考えていた。野球は楽しいが、一球一球を大切にしないといけないスポーツだと思った。これからも頑張っていきたい。
3安打2打点と活躍した金城悠月選手(八商)の話 チームワークを大切につなぐ野球を心掛けた。負けていても、自分たちは打って返そうとベンチで声を掛けていた。
3校連合チーム主将の蔵下右京選手(八商)の話 負けたことは悔しいが、この大会で1勝できたこと、課題が見つかったことは良い経験。今日は、チームワークは良かったが、一人一人の甘さがあったと思う。
▽Agreスタジアム北谷
宮工・総実・八商連合
0010001 |2
2002014×|9
具志川商業
*大会規定により7回コールドゲーム
(連)石垣、垣花-與那覇 (具)伊波(勢)、新川-比嘉
▽本塁打=伊波勢(具) ▽三塁打=高良(具)新川(具)上原(具) ▽二塁打=上原(具)金城(連) ▽暴投=石垣(連)