豊年祈願、獅子舞奉納/上区自治会
規模縮小も伝統行事継続
城辺の上区自治会(喜屋武則吉会長)の祈願祭と総合共進会が1日、上区公民館であった。祈願祭では獅子舞を奉納して向こう一年の五穀豊穣(ほうじょう)を祈願。総合共進会では優績農家の計43人を表彰してたたえた。
十五夜行事として毎年盛大に開く祈願祭と共進会だが、今年は新型コロナウイルス感染症対策で規模を縮小した。例年設営する特設ステージも、来賓や集落の住民を迎えるテントを張ることもなかった。それでも密を最大限避け、限られた人数で何とか開いた。
祈願祭は、公民館隣の下里添神社で行われた。與那覇敏一公民館長が大はらいと祝詞奉上を行った後、参加者が玉串を奉った。
最後は上区獅子舞保存会が獅子舞を奉納。伝統の舞を披露して五穀豊穣と集落の繁栄を祈願した。
與那覇公民館長は「今年の十五夜行事は例年とは異なるが、このように規模を縮小する形にはなったが開催することができた」と伝統の豊年祈願行事の継続を喜びながら関係者への感謝を込めた。その上で「来年は倍返しで行事を盛り上げていきたい。コロナには負けられない」と強調した。