社会・全般
2020年10月2日(金)8:58
久志さんグッドデザイン賞/宮古島出身 住宅設計で受賞
グッドデザイン賞(主催・日本デザイン振興会)の2020年度受賞者が1日、ホームページで発表された。県内からは6件が選出。宮古島市出身の久志直輝さん(スタジオジャグ1級建築士事務所代表)設計の住宅が受賞した。
久志さんが設計したのは沖縄本島西原町にある2階建て住宅。「タテのアマハジ(半屋外間)でつながる家」をコンセプトに、外からの視線や日差しを遮りながら、風通しの良い快適な生活空間を演出した。
審査委員からは「伝統的なアマハジを巧みに取り込んだ空間構成が見事である。沖縄の厳しい気候から生活を守りながら、上下階の家族のつながりを自然につくることができる点も魅力的である」と評価された。
久志さんは「栄えある賞をいただき、大変うれしく思う。
これからも質の高い建築を目指し、精進したい」と喜びを語った。久志さんは宮古島市内でも多くの住宅の設計を手掛けている。
同賞は、デザインによって暮らしや社会をより良くしていくための活動で、製品や建築、ソフトウエア、などが対象。今回は1395件が受賞した。