長期インターンを計画/「N高校」
来年度実施へ市に協力要請
学校法人角川ドワンゴ学園が運営する「N高校」の関係者らが8日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、長期インターンシップ計画を説明した。景山富士男事業開発課長が市内で2021年から実施する計画を説明し、協力を求めた。長濱副市長は「面白い。10~20人の受け入れは大丈夫ではないか」と前向きな姿勢を見せた。
同校は、インターネットと通信制高校の制度を活用してできた「未来の学校」という。現在生徒は約1万4800人。本校はうるま市の離島、伊計島にある。
インターンシップは5地域で計画を進めている。2週間から2カ月間滞在し、地域の事業所で就労しながら課題発見や解決に取り組むとしている。
計画目的には▽地域で生きる力・働く力を身に付ける▽真の交流人口を増やす▽将来的な移住・定住につなげる-を挙げている。
景山課長は「労働力の対価として滞在費が無料になることが望ましい。親の負担が減り、参加しやすくなる。宮古島にはバイタリティーのある人がおり、生徒たちにぜひ会わせたい」と期待を込めた。
今年度は市内事業所にオンラインによる試行を実施。21年秋の実施を目指す。