新型コロナ 11日、宮古地区で新たに2人感染 70代、30代の女性
【那覇支社】県は11日、新型コロナウイルスで、宮古地区で新たに無職女性(70代)と飲食業の女性(30代)の感染が確認されたと発表した。宮古関係の感染者の累計は、52人となった。
同日午前中時点の宮古病院への新型コロナの入院患者は4人。酸素吸入が必要な中等症が1人、軽症3人となっている。
県によると、70代女性は、すでに感染が判明している県内患者の濃厚接触者で、家庭内感染とみられる。9日に検体を採取し、11日にPCR検査で陽性が確認された。30代女性の推定感染経路は調査中。8日に症状が出て9日に医療機関で検体を採取し、10日にPCR検査で陽性が判明した。
県関係全体では同日、20~80代の男女11人の新規感染が判明した。感染者数は、7月以降で2598人、累計で2741人。11日正午時点での入院患者は177人で、このうち重症者(県基準)は7人、中等症70人、7月以降の退院者は2297人となっている。
同日、感染が判明した11人のうち県内患者の接触者は3人で、推定感染経路調査中が8人。県内患者の接触者の内訳は、家族との接触が2人、調査中が1人となっている。
オンラインで会見した保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、同日の感染確認が11人で5日(19人)以来の10人台となったことについて「まだ1日だけなので、何とも言えない。土日で検査数が少ないのもあると思う。その分、明日、明後日にはね返ってくることも十分考えられるので、見守るという状況だ」と述べた。
直近1週間(4~10日)当たりの感染者数(人口10万人当たり)は11・05人で、9日連続で全国1位となった。2位は東京都(8・53人)で、3位熊本(5・41人)、4位千葉(4・10人)、5位神奈川(4・03人)となっている。
同日は、休日のため米軍関係の報告はなかった。