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社会・全般
2020年10月14日(水)8:58

“飛行テスト”12月予定/PDエアロスペース

下地島宇宙港事業を市に説明


緒川代表(左)からパネルが下地市長に贈られた=13日、市役所平良庁舎

緒川代表(左)からパネルが下地市長に贈られた=13日、市役所平良庁舎

 一般向けに宇宙旅行を提供する「下地島宇宙港事業」を実施するPDエアロスペース(愛知県)の緒川修治代表らが13日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、同社が実施する下地島宇宙港事業などについて説明するとともに市への協力を求めた。下地市長は賛同し協力すると伝えた。

 緒川代表は同事業について、「宇宙に行ける島、下地島」をキーコンセプトに、下地島空港を同社が開発を進める有翼型宇宙往還機(スペースプレーン)の開発・実証拠点とし、2025年をめどに民間への宇宙旅行の提供を目指していると説明した。第1回の技術実証機の飛行テストを12月に予定しているという。

 また、技術開発と合わせて地元を盛り上げるため地元企業などとコンソーシアム(共同事業体)をつくり、一緒に取り組んでいくことも紹介した。このほか「宇宙」を勉強するための「宮古宇宙未来塾(仮)」を立ち上げ、その「塾」の塾長に下地市長になってほしいと要請した。

 緒川代表は「宇宙はまだハードルが高い。まだ失敗を重ねると思うが全身全霊を懸けてやっていくので温かく見守ってほしい」と話した。

 下地市長は宇宙や事業について質問し、「県の事業がどうなるのかと思っていた。宇宙飛行士にも来てもらい中学生や高校生に話をしてもらえればと思う。みんなで盛り上げて頑張っていこう」と話した。


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