バス1本で市役所に来庁
8系統が新庁舎乗り入れ/来年1月開庁でバス3社
市地域公共交通会議(会長・長濱政治副市長)が15日、JTAドーム宮古島会議室で開かれ、市役所総合庁舎の完成に伴って、来年1月から路線バスの路線変更を確認した。宮古の3社(宮古協栄バス、八千代バス・タクシー、共和バス)8系統が市総合庁舎に乗り入れる。長濱副市長は「役所の機能が集約されるので、バス1本で役所に来ることができ、市民の利便性は向上する」と話した。
市総合庁舎の建設工事は完成が間近で、市では年末年始で引っ越し作業を行い、年明け1月4日から業務を開始する予定で準備を進めている。現在、市総合庁舎前を運行する路線バスはなく、市民の利便性向上のために路線の変更、廃止などを検討してきた。
宮古協栄バスは新城吉野保良線、長北山北線、友利線、与那覇嘉手苅線、新里宮国線、みやこ下地島空港リゾート線の6系統の路線を変更する。変更するのは市街地内の路線で、城辺線のばっしらいんから第3給油所までを廃止して、ばっしらいんから市総合庁舎、ツタヤ前を通って、第3給油所に至る路線などに変更する。新設する停留所は市総合庁舎、宮古郵便局前、市場通り、A&W前、沖銀前、県合同庁舎前。
島内北部から市街地を結ぶ狩俣線に路線を持つ八千代バスは現在南端の宮古第一ホテル前から、北小前、北給油所前、サンエー前、宮古郵便局前、ツタヤ前、警察署前と結び、市総合庁舎まで延伸する。
伊良部島と市街地を結ぶ共和バスは公設市場から平良港の部分を廃止し、公設市場から東進。A&W前、沖銀前、アツママー前、宮古高校前、くらはし病院前、郵便局前、ツタヤ前、警察署前を経て市総合庁舎に結ぶ。共和バスは路線変更に加え、早朝授業がある高校生の利便性を考慮し、午前7時16分宮古高校前となるよう時刻表を変更するという。