ホストタウン間の連携強化を/オリパラ2020
離島の課題で意見交換/U-18女子バレー監督ら参加
「オリパラ東京2020大会ホストタウン離島・地方連携意見交換会」が14日、伊良部島小学校・中学校(愛称・結の橋学園、宮城克典校長)で行われた。日本オリンピック委員会のU-18女子バレーボールチームの三枝大地監督やスポーツリレーションシップ協会の藤代圭一代表理事らが参加し、離島で一般的に不利とされる「教育」、「スポーツ」について島内の教育関係者らと意見を交わした。
意見交換会は島根県海士(あま)町を含むオリンピック、パラリンピック大会でホストタウンとなっている地域の横のつながりを強化するためのニーズ調査などを行うために実施された。今回はスポーツ、算数数学、国語の三つの部会に分かれて話し合った。
このうち、全国各地の離島の小中学校と宮古島の小中学校をオンラインでつなぎ、関わりを広げる「離島きずなプロジェクト(仮)」を計画している藤代代表理事らは島内の教育関係者や地元住民から宮古島の子供たちの状況や課題などの聞き取りを行った。
参加者からは▽(何かを)体験する機会が少ない▽スマートフォンやインターネットの普及によって現実とバーチャルのギャップに子供たちが戸惑うときがある▽人数が多い学校に比べて小規模校では子供たちが力をセーブしてしまうように思う-などの意見が上がった。
藤代代表理事は「今後は上がった意見などを集約して子供たちの成長に寄与するプログラムを実施する予定」と説明した。
島外から意見交換会に参加したのは次の皆さん(敬称略)
藤代圭一(スポーツリレーションシップ協会代表理事)三枝大地(日本オリンピック委員会U-18女子バレーボールチーム監督)高田健二(島根県海士町役場・JICAグローカル・フロンティア大使)清水章弘(プラスティー教育研究所代表)竹内英人(名城大学教職センター教授)竹田好洋(Criacao取締役CSO)虎上亮平Paradox大阪オフィス責任者)