下地市長、再度PCR検査実施へ 県議団集団感染
23日の検査では陰性
【那覇支社】県議会自民会派の先島視察団での新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生に関して、下地敏彦市長は26日午前、県立宮古病院でPCR検査の検体採取を受け、自宅待機に入った。25日午後に県宮古保健所から通知を受けたという。県は「下地市長は濃厚接触者ではないが、念のため検査を受けた方が良いと判断した。検査結果が出るまで自宅で待機してほしい」としている。検査の結果は、28日までには判明する見通し。
長濱政治副市長も23日から自宅待機しており、市長、副市長が市役所に不在という状況について、下地市長は「何かあった場合は、電話で指示を出しているので、業務には十分対応できているつもりだ」との考えを示した。
下地市長は、20日に市役所で視察団と意見交換した後、22日から25日まで東京都内に出張。23日に都内の病院で念のためにPCR検査を受け、陰性の結果が出たという。24日には、都内で企業関係者複数人と会食したといい、「1時間半ぐらいで、飲酒はなかった」と説明した。
25日には、羽田空港と下地島空港でのスカイマーク就航記念セレモニーに参加し、その後に保健所の通知を受けたという。 下地市長は、「(東京での)検査で陰性となり、病院から陰性証明書も出して貰った。感染リスクはなく、問題はないと判断した」と強調した。 その上で、「保健所から連絡を受けたのでもう一度検査を受けた。指示を受けたので自宅待機している」と述べた。