11/28
2024
Thu
旧暦:10月27日 赤口 乙 
産業・経済
2011年1月20日(木)9:00

肉用牛高値スタート/11年初競り式典

今年の高値取引を祈念


1年間の高値取引を願い威勢良く鏡開き=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

1年間の高値取引を願い威勢良く鏡開き=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

 JAおきなわ宮古家畜市場の2011年初競り式典が19日開かれ、農家や行政、畜産関係者らが今年1年の高値取引を祈念した。一番牛は、68万3000円のお祝儀価格。初競りには540頭が上場され、子牛1頭平均価格は37万6130円(前月比1万1180円高)の高値スタートとなった。

 初競り式典は、午前9時から始まった。

 主催者を代表してJAおきなわの長濱哲夫常務が「今年も活況の中で、いい値での取り引きをお願いしたい。素牛の産地化確立のためには、育種化(遺伝能力)の高い母牛の確保に努める必要がある。今後とも、優良母牛への更新を支援し、農家所得の向上に努めたい」とあいさつした。

 比嘉俊昭県農林水産部長は、卯(うさぎ)年の今年が、肉用牛業界にとって飛躍の年であるよう祈念。

 景気付けに古酒入りのかめを携えて出席した下地敏彦市長は、初競りの盛況を願うとともに、韓国と台湾で発生している口蹄疫の侵入防止に厳重な注意を呼び掛けた。

 比嘉部長や下地市長、長濱常務らが、威勢良く鏡開き。下地明市議会議長が声高らかに乾杯の発声をした。式典は、宮古和牛改良組合の平良一夫組合長の音頭による一本締めで締めくくった。

 式典では、高額購買者への記念品贈呈も行われた。

 初競りの一番牛は、水納島に生まれ宮古島で育った宮国孝平さんの「平波号」。下地市長が引き連れて登場した。値が50万、60万とじりじり上がると指笛や拍手がどよめいた。下地市長が、購入者の今村實義さん(鹿児島県)に、古酒を贈呈した。

 宮国さんは「(68万3000円の)高値はうれしい。今夜はお祝いしたい。高値続きの明るい年になるよう願う」と満面の笑みだった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!