産業・経済
2020年11月13日(金)8:59
キビ操業安全を祈願/宮糖多良間工場で火入れ式
【多良間】多良間製糖工場で12日、ボイラー火入れ式と安全祈願祭が行われた。宮古製糖(渡久山和男社長)の関係者をはじめ、村議会の森山実夫議長や村の職員らが参加し、2020ー21年期産のサトウキビ製糖操業の安全を祈願した。
式典では宮古神社の神主による儀式後、工場内のお清めが行われ、渡久山社長の手で火入れが行われた。
多良間工場は12月2日からの操業開始が決定しており、今期の搬入量は2万3500㌧を見込んでいる。今期は植え付け時から気象条件に恵まれて順調に成長しており、糖度で15度ほどとなっている。同社では「この4~5年の中では良い方向にいっているのではないか」と期待を寄せた。
渡久山社長は「関係者の皆さんに協力してもらい、多良間工場が安全無事故で原料がスムーズに入り、操業ができることを願っている」と話し、職員に向けては「皆さんが一生懸命整備をしてくれたおかげできょうの日を迎えることができた。工場内の整備には万全を期してストップがないような操業に取り組んでほしい」と呼び掛けた。