1月5日から製糖操業/沖縄製糖
搬入量13万1000トン見込む
沖縄製糖宮古工場は26日までに、2020-21年期サトウキビ製糖操業を来年1月5日に開始することを決めた。今期の原料(サトウキビ)搬入は13万1000トンを見込む。一方、宮古製糖城辺工場は来年1月4日の週に始める見通し。
沖糖は前期より2日早く操業を始める。当初は年内に始めようと準備を進めていたが、工場の整備に時間を要して見送っている。
搬入(生産)見込み量は前期の実績と比べて2万3200トン多い。事前調査では品質も良いといい、今期は質、量ともに豊作型になることが予想されている。
一方、宮糖城辺工場は26日時点で操業開始日は決まっていない。ただ、来年1月4日の週の早い段階で始めたいとしている。
同工場の搬入見込み量は前期比1万3000トン増の10万2000トンで、沖糖分を合わせた宮古本島内製糖2工場の搬入見込み量は23万3000トン。前期を約3万6500トン上回る。
このほか、宮糖伊良部工場は12月1日、宮糖が管理する多良間製糖工場は同2日に操業を始める。
宮古地区全4工場の合計搬入見込み量は32万1500トンで、前期比5万5900トン増となる見通しだ。
今期のサトウキビは気象条件に恵まれて順調に生育した。台風や干ばつなどの気象災害を受けていないため収量、品質ともに期待が大きい。地区全体で3期ぶりとなる30万トン以上の生産はほぼ確実とみられる。