人命救助で5人に感謝状/宮古島署「迅速的確に対応」
管内2カ所で発生した水難事故で人命救助に協力したとして、宮古島警察署(田場義浩署長)は1日、自営業の八ッ橋京一郎さん(25)ら5人に感謝状を贈呈した。
感謝状を受け取ったのは八ッ橋さんのほか、漁師の平良嘉啓さん(59)、自営業の佐々木一晃さん(53)、自営業の新城利樹さん(35)、勇磨さん(29)の兄弟。
マリンレジャー事業所の八ッ橋さんと平良さんは、10月14日に来間漁港で溺れていた外国人観光客を発見し、無事救助した。八ッ橋さんは「私たちはある意味、命を預かる仕事。全うできて良かった。事故に遭遇した場合は多くの命を救えるよう頑張りたい」と語った。
佐々木さんと新城さん兄弟は、10月18日に新城海岸で遊泳中に沖へ流された観光客を発見し、カヤックなどで救助した。佐々木さんは「リーフの外に流されているのを双眼鏡で発見し、新城さんたちが救助に向かってくれた。無事に救助されて良かった」と話した。
贈呈式で田場署長は「皆さんのおかげで2件の事故とも命に別条はなかった。迅速、的確に対応していただいたおかげだ。皆さんの行動に感謝の意を示したい」と礼を述べた。