1万点余り再利用/クリーンセンタープラザ棟
開館から半年/ごみ減量推進
市クリーンセンタープラザ棟はこのほど、開館から6カ月を迎え、利用者実績をまとめた。市民から持ち込まれたリユース(再利用)品は1万8115点に上り、このうち1万760点が譲渡された。再利用率は59%。目的としていたごみの減量と資源化、再利用の推進が市民に浸透していることが分かった。
今回のまとめは開館した5月14日から11月13日までの実績を集計したもの。期間中は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で約3週間の休館があった。
利用登録者は1430人で、内訳は個人が1408人、団体が22だった。利用延べ人数は6951人となった。
持ち込まれたリユース品は大人服や子供服、食器、雑貨などがそれぞれ約25%ずつを占めている。
家具などは5回入札が行われ、821人が参加。80点が新たな持ち主の手に渡った。
幼児に特化したベビーフェアは1回実施されており、121人が応募。24点が再利用されている。
施設の利用には登録が必要で、身分証明書の提示が求められる。持ち込み、譲り受け、借り受け、入札は無料。会議室や調理室の利用は有料となる。
持ち込めるものは「そのまま使える」ことが必須条件。衣類▽食器▽家具▽ベビー用品▽スポーツ用品▽楽器-など。
譲り受けは1日1人3点までに限定される。転売やフリーマーケットなどへの出品は禁止となる。
同施設は多くの市民によってリユース品が集まり、再利用につながったことを強調。施設の利用者がさらに増えることを期待している。