宮総実が科学大会3位/サイエンスinオキナワ
熱中症対策ドリンクを考案
沖縄科学技術大学院大学が主催する「スコアサイエンスinオキナワ」で、宮古総合実業高校生物生産科の2年生が考案した熱中症対策ドリンクが3位に入賞した。11日に同校で報告会を開いた生徒たちは、初出場初入賞の快挙を喜んだ。
この大会は、県内高校生の起業家精神を養うとともに、英語教育とグローバル人材の育成への取り組みを支援することが狙い。宮総実のほか、沖縄工業高等専門学校や球陽高校、那覇国際高校から計6チームが参加して科学力を競った。
3位に入賞したのは宮総実アグリリサーチ部の生徒で、本村将さん、津嘉山麗月さん、下里鈴音さん、川満奏志さん、狩俣龍之介さん、伊波颯介さん。生物生産科の安座間康教諭が、指導と助言に当たった。
開発したドリンクは、ヨーグルト風味のカラーバリエーション豊富な熱中症対策飲料水。雪塩や黒糖、マンゴー、シマヤマヒハツなどを使って色づけした。大会では、各種成分分析を含む詳細な研究の成果をプレゼンし、高評価を得た。
初出場での3位入賞に本村さんは「まさか入賞できるとは思っていなかったのでびっくりしたけど、とてもうれしい」と感想。下里さんと津嘉山さんも「初めての出場で3位になれてすごくうれしい」と喜んだ。
報告を受けた大山正吾校長は「優秀な学校、チームが集まる中での3位入賞は素晴らしい。全員がまだ2年生。今後の活躍も楽しみにしている」とたたえた。